交際が始まるまで。

平成30年1月11日に入籍した夫との事。

夫との出会いは、インターネットサイトです。

 

その続き。

 

夫が私を検索して、メール申込み(まずは気軽にメールでやり取りしましょう…という申し込み)してくれてから1ヶ月以上経過してました。

私が気づくのが遅かったのです。

 

プロフィールを見ると…

私よりも4つも年下。

運動好き。

外見も爽やか。

良物件。

 

失恋?直後だったので、凄くワクワクしたわけではないが、申し込みしてくれる人で初めて自分の好みだなと素直に思えました。

 

…と同時に

今まで、自分が求めている人と、相手が望む人が一致しなかったので。

「何かの間違いじゃないよね??

4つも年下で、私好みの外見で。大丈夫かかな…」と不安も少しありました。

 

これも何かの縁。

ダメ元でOKの返事をしました。

 

しばらくして、夫からOKの連絡がきて。

まずはメールのやり取りが始まりました。

3日に1回のメールのやり取り。しかも2、3文。

 

今までは、ほぼ毎日メールのやり取りが当たり前だった私は驚きました。

 

物足りなさも感じていた時のある日のメールで。

 

「好きな食べ物は何ですか?」

 

と質問されました。

 

私は「和食が好きです。煮物、寿司、うなぎ…何でも」と答えました。

 

その3日後のメールで。

「上野にある、うなぎのお店へ食事に行きましょう」と誘ってくれました。

 

メールを始めてから2ヶ月くらい経過した頃です。初めて会う場所が鰻屋になりました。

 

会う日は平日19時に上野丸井前で集合。

 

私は仕事終わり。

普段パンツなので、バッグにスカートを入れて駅のトイレで着替えて。

夫は仕事が休みだったようです。

「初めまして。」の挨拶をしたあと。

 

「身長が150cmと書いてあったから、どんだけ小さいのかな…と思ったのですが、普通ですね」とキラキラな笑顔で言われたのが最初の生会話です。

 

夫は178cmあるから、150cmという身長がどんなものか想像つかなかったみたいです。

普段の私なら、ムッとしてしまう場面だけど、

キラキラな笑顔に負の感情が不思議と出てきませんでした。

 

予約をしてくれたお店に入って、席に着くなり、突然、夫は旅行のお土産をくれました。

初めて会うのに旅行のお土産をくれるなんて、面白いなぁ。そんな印象をもちつつ、最上級の5,000円近いうな重を食べながら、これまでの婚活の話し等をしました。

緊張せず普通に話した感じです。

 

会計の時、人生で最初で最後であろう5,000円のうな重をご馳走になるのは申し訳ない…と思って割り勘にしようと提案したところ。

 

「居酒屋行ってもこのくらいかかるし。こういう日の為にお金も貯めています。自分は男ですし、払わせて下さい」

 

キラキラな笑顔でそう言ってくれました。

こんなふうに言ってくれたのが素直に嬉しくて、この時、私は人柄も好きになったと思います。

 

その後、LINEIDを交換したけど、やり取りは3日に1回。相変わらずの短文。

会うのも月1回。

最初にメールでやり取りしてた時と変わらず。

 

3回目に会った日の帰りに「来月はクリスマスなので空けておいて下さい」と夫が言ってきました。キラキラの笑顔で。

 

この日の私はイライラしていたのか

「クリスマスに空けて下さい。って、それなりの事、考えているよね?ただの食事だけだったらちょっと…」と言ってしまいました。

 

夫はキラキラ笑顔から少し困った顔になり、

「付き合って下さい。って来月言おうと思っていて、そのつもりで今誘いました。」

 

私「…ってことは。これ今、告白してくれたってこと??」

 

夫「…そうなります。」

 

…という微妙な空気で、交際が始まりました。

11月25日、寒い夜。

田町と浜松町の中間ぐらいの線路沿いの道で。

 

私がやらかした感満載。

雰囲気ゼロ。

忘れたくても忘れられない始まりでした。